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妊娠して気持ち悪い!【4つの対処法を試してみて!】

<監修医師 ゆまこ>
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妊娠すると女性の身体には様々な変化が起こりますが、その一つに「つわり」があります。

生まれてくる子どもの誕生は楽しみですが、気持ちが悪い「つわり」が続くのは本当に辛い時期でもあります。

 

特に仕事をしている方など、仕事中に気持ちが悪くなるのは仕事に支障が出るので困りますね。

今回は妊娠して気持ちが悪い時の原因、対処法をお話しします。

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妊娠して気持ち悪い原因

 

妊娠して気持ちの悪い原因は主に悪阻(つわり)ですが、そのつわりにも主に2つのタイプがあります。

 

①吐きつわり

食べ物を食べても食べなくても吐き気がずっと続き、ひどい場合には嘔吐する事もあります。

 

②食べつわり

食べ物は食べれるが、胸やけや胃がムカムカする場合。主にこの二つになりますが、これは妊娠して味覚や嗅覚が敏感になる事で、食べ物の味やにおいに過敏に反応する事が原因と言われています。

 

また妊娠中には黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌される事で、消化管の運動を低下させる働きがあり、これによりガスが消化管に溜まりやすくなるので、胃がムカムカする症状が現れやすくなります。

 

様々な要因が考えられているつわりですが、はっきりとした原因は分かっていない部分が多いです。

 

つわりが起こるのは本当に辛いですが、赤ちゃんに栄養を送るためにもママも栄養をしっかり取らなければいけません。

ホルモンと女性の身体の関係についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

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妊娠して気持ち悪くなるのはいつから?

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つわりは主に「妊娠初期」に見られる生理現象の一つです。つわり自体は早い方で妊娠3週目から感じる人がいます。

 

妊娠超初期と呼ばれる、着床したばかりの時期にも、妊娠の兆候として稀に吐き気や気持ちの悪いのを感じる方も中にはいるようです。

それから5~6週目になると本格的なつわりが始まり、だいたい9週目くらいにピークになる方が多いです。

 

赤ちゃんの胎盤が出来上がる12~16週頃には落ち着く人が多い事から、妊娠初期のホルモンの急激な変化が関係しているのではと考えられていますが、つわりの程度にも個人差があり、明確な原因は分かっていません。

【関連記事】
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妊娠で気持ち悪い時の対処法

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妊娠して気持ちが悪い時、食べ物を口の中に入れる事も辛いかもしれませんが、食べ物の栄養素によって気持ち悪いつわりを軽減する事も可能です。

また他にも胃の不快感やムカムカに対する対処法もご紹介します。

 

つわりに効く栄養素を摂取する

つわりに効くと言われている栄養素は主に「ビタミンB6」「ビタミンB1」「タンパク質」です。

特に「ビタミンB6」はつわりが酷い際に、病院に入院した際に使われる点滴にも使われています。

 

<ビタミンB6>

ビタミンB6は主に玄米、バナナ、アボカド、ピーナッツに含まれています。

普段からよくスーパーなどでも見かける食材ですので、妊娠した際に気持ち悪い症状が出た際には取り入れるようにしたいですね。

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その他の栄養素の働きとしては・・・

 

<ビタミンB1>

ビタミンB1は豚のひれ肉やもも肉、豆類などに多く含まれており、水溶性のものなので、豚汁などはお肉と汁に溶けだしたビタミンB1を効率よく摂取できるのでおすすめです。

 

ビタミンB1は神経の活動に使われるエネルギーを供給する作用があり、不足する事で精神的にいらいらしたり、不安定になる事があります。

精神的な不安定さはつわりの症状を強めてしまいますので、きちんと摂取しておきたい栄養素です。

 

<タンパク質>

タンパク質は腸の動きを良くしてくれるので、胃のむかつきを抑えてくれる働きが期待出来ます。

タンパク質は肉や魚、大豆製品などに多く含まれています。必要な栄養素を摂る事は母体のつわりを軽減させるだけでなく、胎児にも影響を及ぼします。

 

上記の栄養素だけでなく、他にも葉酸などのお腹の中の胎児に必要な栄養は多々あります。偏りなく栄養素を摂る事はとても大切です。

 

寝る姿勢に気を付ける

妊娠して気持ち悪いと最も感じるのは、朝起きた時がほとんどです。これは寝ている時に胃の中の胃酸が、上がってくることにより気持ち悪くなるのです。

 

対策としては寝ている時の上体を少し高くする事で、胃酸が上がってくるのを防ぎ、気持ち悪いのが軽減出来ます。

 

妊娠中には、気持ち悪くて眠れずに目が覚めてしまう事もあるかと思います。その際には上体を起こして少し休んで様子を見ましょう。

 

ガムを噛む

最近良く見かける「キシリトールガム」を噛む事は妊婦さんの虫歯を軽減するだけでなく、つわりの気持ち悪さを軽減させることも出来ます。

 

特にミントのガムを噛む事は口の中をさっぱりさせるので、効果的で産婦人科の医師も勧めています。

ただし口の中に食べ物を入れると吐いてしまう吐きつわりの方には、逆効果になる事もありますので注意が必要です。

 

また、糖分の多いガムは妊婦の身体には良くありませんので、なるべくシュガーレスのガムを選ぶようにしましょう。

 

断食をする

気持ちの悪い、吐きたくても吐けないような酷いつわりが続く場合には入院治療を行ったりする場合がありますが、病院でも食事を敢えて摂らない「断食治療」を行います。

 

「食べ物食べないって赤ちゃんは大丈夫なの?」と思う方もいるかもしれませんが、2日間程であれば特に問題はありませんし、特に食べ物を口に入れて吐いてしまう場合の吐きつわりが酷い時には有効的な治療とされています。

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妊娠のつわりでこんな時は注意して!

 

気持ちの悪いつわりが続くのは妊娠中に良く起こることですが、空腹でも食事や水分が摂れないほどの吐き気などの症状が出た場合には病院を受診しましょう。

病院に行った方が良いとされるケースは以下の通りです。

 

体重の減少

体重が急激に減少している、特に3キロ以上減少している場合には病院を受診しましょう。自分では気が付かないうちに飢餓状態になっている場合もあります。

 

母体だけでなく胎児にも栄養が及ぶ場合もありますので、早めに受診が必要です。

 

動くことすらままならない

稀に普段の生活すらままならない程の気持ち悪い症状が出る方がいます。我慢せずに病院を受診しましょう。

 

一日に何度も嘔吐する

特に10回以上吐いたりする場合には注意が必要です。

 

飲み物も飲めない

食べ物が口に入らなくても、飲み物が飲めれば多少の栄養は取れますが、水も飲めない程の気持ち悪さが続くと脱水症状になる場合があります。

 

脱水症状の危険性についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
脱水症状の5つの対処法【高齢者は注意して!】

 

水分が摂れない事により、トイレの回数が減ったりする事も良くありませんので、気づいたら速やかに病院を受診しましょう。

特に上記に挙げた症状がかなり酷い場合には「妊娠異常」の状態も考えられます。

 

この「妊娠異常」の場合には胎児に奇形性が伴っている場合もあります。

症状がかなり重篤な場合には速やかにかかりつけの病院を受診しましょう。場合によっては入院治療を行う場合もあります。

 

妊娠するとつわりが続くというようなイメージがあるかもしれませんが、中には気持ち悪いのを全く感じない方もいてつわりにも個人差があります。

 

中には妊娠反応が陰性なのに気持ち悪さが続く方もいる程なので、妊娠・出産に対する女性の身体はまだまだ未知数でデリケートなところが多々あるのです。

 

妊娠すると女性の身体は様々な変化があります。気持ちの悪い症状や違和感を感じる事があれば、無理をせずに速やかにかかりつけの病院に相談するようにしましょう。

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